フィリピン

健康で安全、保護的な学校 - コミュニティのシステムの構築

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[フィリピン]災害への備えを急ぐサラット小学校
~災害リスクから子どもと学校を守るために~ Vol.03(2016.5)

Clothes for Smilesは、フィリピンで、災害など緊急事態のリスクから学校や子どもたちを守るための取り組みを進めています。フィリピンは、自然災害の危険度が高く、また、紛争の影響を受けている地域もあります。少しでも災害の影響を減らし、子どもたちが学び続けられるように、日頃からの備えが課題になっています。今回はClothes for Smilesが支援しているミンダナオ島の小学校の様子をご報告します。

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フィリピン南部、ミンダナオ島の内陸に位置するコタバト州。ここにあるサラット小学校は、紛争の影響で1年もの間、休校状態でした。紛争の影響を受ける地域にあるこの小学校では、災害リスク削減のための取り組みはとても重要なものです。

サラット小学校は、この地域で唯一、最終学年まである小学校です。240人の児童の30%は、地域を流れる大きな川を、危険を冒して渡らなければ学校へ通えません。低学年の小さな子どもたちは、川を渡ることができないために学校へ来られないこともあるのです。

子どもたちの多くは、3~5kmの距離を2~3時間かけて歩いて、丘の上にある学校へ通ってきます。

通学路となる道は良い状態とはいえず、橋のない小川や崖もあります。その小川も雨季には水位が上がり渡れなくなります。

そんなサラット小学校では、ユニクロの支援により、緊急事態時の避難計画が立てられました。先生も学校も、計画の策定や、子どもを中心に災害リスクを評価する活動に協力して取り組みました。そして、子どもたちと先生によって、学校の避難計画を示す模型も作られました。サラット小学校の先生たちは、とても喜んで、子どもたちやコミュニティと災害リスク削減計画や学んだことを共有しています。

支援によって地域でもコミュニティのマッピングと模型作りが進められました。これにより、はじめて、コミュニティのどんな場所に災害リスクがあるのかが認識され、災害リスク削減のための多くの取り組みが可能になりました。

「わたしの夢は、コミュニティにもっと学校を建てることです。みなが平等に教育を受けられるようにしたい。この活動が私にそのことをはっきりと気付かせてくれました」(地域のリーダー)

安全で災害に強い学校やコミュニティ作りを通じて、子どもたちが安心して学校に通い続けられるように。ユニクロの支援が住民や学校の取り組みを後押ししています。

バックナンバー

Vol.04(2017年4月)

[フィリピン]学校改善プランの強化が生徒に力をつける

Vol.03(2016年5月)

[フィリピン]災害への備えを急ぐサラット小学校
~災害リスクから子どもと学校を守るために~

Vol.02(2014年4月)

[フィリピン]フィリピンの小学校を視察。子どもが学校に通いつづけるために必要な、衛生設備と衛生教育

Vol.01(2013年11月)

[フィリピン]危険の兆しを知ることが大切!進む災害教育の取り組み