バングラデシュ

「子どもにやさしい学校」を広め、教育の質を改善する

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後日公開

About Project

[バングラデシュ]先生の力をつけることが大切 Vol.01(2014.1)

Clothes for Smilesがバングラデシュで支援するユニセフの教育事業。学校の設備や学用品を整えることに加えて、大切な活動のひとつが先生の教える力を育てること。先生が変わると教室の学ぶ子どもたちの眼差しも変わるようです。

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バングラデシュのよくある農村風景。その一角にある普通の小さな小学校。校舎や校庭は丁寧に手入れされています。
この学校を率いるのは女性の校長、シャスワティ先生です。おじいさんもお父さんも教員だったというシャスワティ先生は、ユニセフによる選抜試験により算数の教員のトレーナーに選ばれ、ユニセフが初等教育局などと共同で開発した研修マニュアルに従って、10日間にわたる研修を受けました。

研修でもっとも印象に残ったのは、インタラクティブな授業法だったといいます。「それは、教員としての私たちの役割を考えさせるものでした。これまではただ教員が子どもたちに知識を注ぎ込むだけ。でもいまは、子どもたちを学習のプロセスの中心に置こうとしています。子どもたちは何かを"すること"で学びます。私たちはただそれを手助けするためにいるのです」と先生は話します。

研修の成果はすぐにあらわれました。4年生の図形の授業で、シャスワティ先生は、色のついた長さの違うストローをピン止めして内角や外角をさまざまな色で示してみせました。グループに分かれて子どもたちは、習ったように、三角形や二等辺三角形、正三角形や直角三角形などを組み立ててゆきます。うまくできればほめられて、授業で習ったことがよく印象づけられます。

「ときどき先生の話は長すぎて、聞いているうちに他のことを考えちゃうんだ」と恥ずかしそうに打ち明けたサイフルくん(9歳)にも、この授業は成功だったようです。「自分で三角形を作るのは、とっても面白かった!」

学校管理委員会の委員長、マシュルカ・ラクマンさんは、暗記学習からインタラクティブな授業への転換は、教育改善のうえで大切だと言います。「教え方の質がとても良くなってきています。昨年は、うちの学校の生徒が2人、一流高校の奨学金を受けたんですよ。この学校に通いたいという子どもの数も毎年増えています。」さらにマシュルカさんは、最近では、より多くの保護者たちが学校の運営を助けるためにボランティアをしてくれるようになったと話します。
「シャスワティ先生は私らの誇りです。地域で一番の先生だし、この学校で教えてくれる。それが私たちをみんな一生懸命にさせるんです」

バングラデシュでの取り組みの様子は、引き続きこちらのページで発信していきます。皆様のご意見・ご感想もお待ちしております!