女子サッカープロジェクト

ガーナのアッパーウェスト州でのガールズキャンプ
~女の子たちの自信がガーナの大地に花開く日を願って~

Report

後日公開

About Project

ガーナのアッパーウェスト州でのガールズキャンプ Vol.24(2016.5)

こんにちは、プラン・ジャパンの楠です。ガーナでの「女子サッカープロジェクト」を担当しています。今回は、2016年4月にガーナ北部のアッパーウェスト州ワ市内で行われたガールズキャンプの模様をお伝えします。

同市内の技術高等学校を借りた3泊4日のキャンプには、州内の10コミュニティの女子サッカークラブに所属する女の子総勢280人が参加、参加者の年齢層は11歳から19歳、全員が中等学校もしくは高等学校に通っています。

キャンプは、清掃、朝食、開講式、午前中、昼食、午後のセッション…と盛りだくさん。きちんと時間割はありますが、大らかな国ガーナ、実際には小一時間遅れてのんびりとスタートしました。

さて、最初のセッションは女の子の教育の重要性について、元教師の女性講師が参加者に質問をしながら議論を進めていきます。皆がまだ緊張気味とわかると、「ハイ!親指上げて~」「腕上げて~」「胸を張って~」「腰上げて~」という掛け声とともに緊張をほぐすストレッチをしました。

「理数系科目の重要性について」のセッションでは、参加者が将来就きたい職業と理数系科目を関連づけて考えました。教師、銀行員、パイロット、弁護士、看護師…どの職業でも基礎的な理数系科目は必要だということに、参加者は納得した表情を見せていました。

合宿といえば、やはり楽しい時間は休憩や昼食時のおしゃべり。軽食にはミートパイ、昼食にはご飯、フライドチキンにコールスローのお弁当をいただきました。

この地域の女の子たちは、日本の同世代の女の子のように携帯電話やスマートフォンを持っている子はまだほとんどいません。午後のIT入門講座では、パソコンに触るのは初めてという女の子たちは緊張しながらパソコンと格闘してガーナ国旗を描きました。

キャンプ2日目は、「リーダーシップと正しい自己主張のためのスキル」を学びました。この地域はまだ保守的な考え方が根強く残っているため、女の子が自分の考えや意思表示をする習慣があまりありません。自分がしてほしくないことをされた場合に上手にノーと断る方法やスキルを身に付けることで、自分の身を守ることを学びます。状況に応じた対処方法を小グループごとに寸劇で表現しましたが、白熱した演技に会場は大爆笑の渦に巻き込まれました。

キャンプも2日目に入ると参加者同士もすっかり打ち解け、最後は各コミュニティの伝統舞踊を披露しあい、会場はまた熱気に包まれました。

このプロジェクトは間もなく終了します。参加した女の子たちはここでの学びや経験を、今後はコミュニティで伝えていく役割を担います。キャンプの翌朝、女の子たちの笑顔とおしゃべりの声を載せた車は赤土の道をそれぞれのコミュニティへと帰っていきました。彼女たちの大きな自信がガーナの大地に根づいてやがて花開く日を願って…

今回のレポート担当:
楠 祐子

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