女子サッカープロジェクト

女の子の生きていく力を育てたい! 女子サッカーチームを通じた、
途上国の女の子のエンパワメント。

Report

後日公開

About Project

なぜ途上国でサッカー?ジンバブエ訪問レポート Vol.02(2013.12)

こんにちは、プラン・ジャパンの曽我です。ジンバブエでの「女子サッカープロジェクト」を担当しています。

「なぜ途上国でサッカー?」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。「女子サッカープロジェクト」と言っても、ひたすらサッカーの練習に励み、全国大会での優勝をめざすことが活動のゴールではありません。

途上国の女の子たちは、男の子の何倍も家事や雑用をさせられたり、心身ともに準備できていないうちに結婚させられるなど、男の子と比べて不利な状況に置かれ、さまざまな機会を奪われます。そんな女の子たちにとってサッカーはいろんな役割を果たすのです。

例えば、試合で勝つという目標に向かって仲間と努力する経験。小さな成功体験の積み重ねから自分の可能性に気づく。お互い気遣いあえる仲間ができる。そして、学校に通うことが楽しくなる。 学校に通う喜びが、出席率や進学率の向上につながり、さらには女の子の早すぎる結婚や妊娠を防ぐことにつながり、学校や社会で力を発揮することができるのです。

2013年9月にこのプロジェクトがスタートしてから、主に4つの活動が行われました。本プロジェクトではサッカー以外に意識啓発活動も行い、子どもの権利や女の子の権利への理解を深めます。

・全国大会にむけてサッカーの練習
・HIVとエイズ予防のための知識を学ぶゲーム(Kicking AIDS Out Game = KAOゲーム)
・学んだことを他のクラスメートに伝える活動
・植林など地域社会への奉仕活動

私が2013年12月上旬にプロジェクトの活動拠点となる小学校を訪問した際には、サッカーの練習試合とKAOゲームが行われていました。KAOゲームは、HIVとエイズの正しい理解と感染を防ぐための注意点について、明るいトーンの歌にメッセージを乗せ、とてもわかりやすく学べるように設計されており、ゲームを周りで見学している他の子どもたちにも、シンプルで明確なメッセージが伝わる内容になっています。

小学校5、6年生くらいの女の子たちが、「エイズにならないためにセックスにはノーといいましょう!」と歌いながらゲームをしている姿をみたときは少々驚きましたが、HIVとエイズ対策が国の未来を左右しかねない深刻な問題となっているジンバブエでは、こうした分かりやすいメッセージを繰り返し伝えること、自分の身を守る上での大事な問題を公の場で話し合える環境をつくることがとても効果的に、着実に早すぎる結婚や妊娠を防ぐことにつながるのです。

私は女の子たちの様子を見ながら、自分の小中学校時代を思い返しました。当時は特別なこととは思わずに、チームスポーツや部活動に取り組んでいましたが、あたりまえに享受してきたことのなかに、じつは色んな学びの要素や気づきの機会が含まれていたのだと改めて考えされられました。

次回ジンバブエから、女子サッカー全国大会の様子などもお伝えできればと思います。ぜひお楽しみに!

今回のレポート担当:
曽我 建太

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