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教育委員会との協働がスタート! Vol.04(2014.2)

こんにちは!
e-Educationの佐藤です。

前回の記事では、自己紹介と、どういった経緯でプロジェクト担当である僕がフィリピンに飛んだのかという背景に関してご紹介させていただきました。

今回は、実際にミンダナオ島に渡った上で、どのような問題が現地にあり、それに対してe-Educationが現地の教育委員会と協業して、どのようなプロジェクトを実施しようとしているかについてご紹介いたします。

【「ミンダナオ島」という美しい島】

突然ですがみなさんは、「ミンダナオ島」という場所を耳にしたことがありますか。もしかしたらテロ・紛争関係のニュースを聞いたことがあるかもしれません。
7,107もの島々から構成される多島海国家フィリピン。その中で二番目に大きな島であり、経済・政治の要衝であるルソン島(マニラやケソン市などがある島)に住む方に、ミンダナオ島のことを尋ねると、みんな決まって「あそこは危険だから絶対行っちゃダメだ」と釘を刺してきます。

そんな危険な香り漂うミンダナオ島。14世紀にイスラム教を受容して以来、東南アジアにおけるイスラム教勢力の要衝の1つとして、現在に至るまで幾度となく、スペインやアメリカ、フィリピン政府、そしてカトリック勢力の争いが繰り広げられてきました。
こうした複雑な歴史的背景も相まって、ミンダナオ島はルソン島に比べ不安定要素が多く、そのため経済的でも遅れを取っていると言われ、教育にもその影響が及んでいます。
一方で、島の立地的・地理的特徴から台風による被害がルソン島と比べて少なく、その穏やかな熱帯気候を活かした農業・林業や漁業が盛んで(パイナップルで有名なデルモンテ社の巨大プランテーションなど)、ミンダナオ島は山々や川、海に恵まれたとても美しい島です。

【ドロップアウトという問題点】

とはいえ、実際に現地の教育関係者らにお話をうかがってみると、ミンダナオ島の教育には様々な問題点もあり、その中の一つが「ドロップアウト」でした。ここでいう「ドロップアウト」は日本におけるものと少々異なり、貧困や病気などの理由で正規教育課程から脱落せざるを得なくなった生徒の問題です。ミンダナオの一部地域だけでもその数は4万とも言われています。

【OHSP(Open High School Program)というドロップアウトのためのパブリックサービス】

こうしたミンダナオのドロップアウト問題を解決できないかと考えたところ、現地の教育委員会が提供しているOpen High School Program(OHSP)というパブリックサービスの存在を知りました。Open High Schoolは、ドロップアウトした生徒が高校を卒業できるよう、フォローアップを行う学校です。

e-Educationミンダナオ島プロジェクトは、このOHSPに「映像授業」を活用してカスタマイズすることで、そのプログラムを受ける生徒により質の高い学習機会を提供し、また慢性的な教師不足の解決を目指すというコンセプトで始動しました。

現在は、現地の教育委員会と協働しながら、現地チームを結成し、映像コンテンツの作成をしており、もう一歩で生徒に授業を届けられるという段階まで来ています。

これまでの経緯については、こちら
e-Education Webサイト(http://eedu.jp/blog/category/philippines_mindanao_project/
にもブログを記載しておりますので、ぜひご覧ください。

どうぞ次回のレポートもお楽しみに!

今回のレポート担当:
佐藤 建明

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