図書館プロジェクト

図書館は教室であり、遊び場であり、夢を探す場所。
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おやつ代は誰が払うのか? Vol.09(2014.7)

チョムリアップスオー!シャンティ国際ボランティア会(SVA)の江口です。
ついにニーペック集合村に、1棟目のコミュニティ図書館の建物が出来上がりました!
本棚などの、図書館備品も運び込まれました。

このコミュニティ図書館は、村の住人によって運営されていきます。村からスタッフや運営委員会のメンバーが選出され、図書館の運営を担っていきます。「運営」と言っても、単に図書館を開館して本の貸出をするだけではありません。

コミュニティ図書館には、生活を良くするために学ぶ場、「学習センタ―」としての役割があります。そのため、スタッフや運営委員会には、村にはどのような問題があり、解決するにはどうすればいいのか、解決に向けてどのようなサービスの提供が考えられ、どうしたらそのサービスの提供が行えるか、などを考えて実践できるようになることが求められます。

今回は、できたてのコミュニティ図書館で行われた運営研修会の様子をお届けします。

この研修会を通して、コミュニティ・教育省・SVAの三者間で役割と責任を明確にし、コミュニティの「オーナーシップ」を高めることです。住民の代表である図書館スタッフと運営委員会に、「誰がこのプロジェクトの主役で、引っ張っていくのか」ということに気づいてもらうのです。

このように円になって、住民も教育省職員もみな平等に研修が進められます。
この研修会に講師はいません。SVAのスタッフは進行役を務めるのみです。「コミュニティ図書館って誰のもの?」「どんな図書館になってほしい?」などの議題についてグループに分かれて議論してもらい、その後発表してもらいます。それに対して、SVAや他のグループが意見を述べ、また議論をするということを繰り返していきます。このプロセスを通じて、コミュニティ・教育省・SVAの三者間でコミュニティ図書館に対する意識を合わせていきます。

この研修会の開催前、図書館運営委員から

「毎月の会議の際、SVAにおやつ代を払ってもらえないか。」

とSVAにお願いされました。お願いすれば支援してもらえる、図書館についてもSVAが何とかしてくれる…と思っているようです。

しかし、今回の研修後、「コミュニティの、コミュニティによる、コミュニティのための図書館」という共通理解が生まれ、毎月の会議も住民が住民のために実施しているんだ、おやつが必要なら自分たちで用意しないといけないんだ、と理解できたようです。その後おやつについてSVAにお願いする人はいなくなりました。

コミュニティ図書館づくりは、このような意識付けから始まっていきます。今後も開館するまでの経緯をお伝えしていきますので、次回もお楽しみに!

今回のレポート担当:
江口 秀樹

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