図書館プロジェクト

図書館は教室であり、遊び場であり、夢を探す場所。
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絵本第1号が完成しました! Vol.06(2014.4)

みなさま、こんにちは。シャンティ国際ボランティア会カンボジア事務所の萩原です。

昨年から製作していた絵本第1号「ご先祖様の農具と土器」が遂に完成しました!

昨年のレポートでもご紹介しましたが、これは先祖代々伝わる大切な農具の鎌と、これまた同じく先祖代々伝わる大切な土器を貸し借りする家族のお話。

鎌を借りた一家は困ったことに、鎌を池に落としてしまいます。なくした鎌の代わりに、新しい鎌の刃をたくさん渡すからと言っても許してもらえず、とうとう仔牛を一頭差し出して許してもらえました。

ところが今度は、鎌を貸した一家の方が、借りていた土器を壊してしまいます。代わりに他のたくさんの土器を返すからと言っても、聞いてもらえません。「先代からの大切な遺産だったのに…」そう言って嘆くばかり。

それを見た娘が、泣きながら言いました。
「おじさん、おばさん、どうか許して! 同じ壺を作ることは、私にはできないんです。過去のことも、どうか許してください。おじさんとおばさんがうちの鎌の刃をなくしたときに私たちも、許すべきだったのよ。今、私たち家族の状況はあのときと一緒。どうか許してください!」

壺の主の息子も言いました。
「お父さん、お母さん、復讐したっていいことなんか何もないよ。ねえ、許してあげようよ。」

それを聞いたそれぞれのお父さん、お母さんはびっくり。二人の子どものやさしい心と道徳心のおかげで、二つの家族のけんかはなくなったのでした。村の長は、二人の子どもの行いを、とても良いお手本だとほめたたえたのでした。

これは、カンボジアの民話をもとに製作したおはなしです。これから、カンボジアの学校やスラムの子どもたちに読まれます。いさかいを続ける大人の代わりに子どもたちが率先して「仲良くしよう!」という結末に、子どもたちはどんな反応をしてくれるのでしょうか?

これからも、カンボジアの子どもたちに喜ばれる絵本を作っていきたいと思います。

今回のレポート担当:
萩原 宏子

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